GoogleスプレッドシートでGoogleAppsScriptを実行するのって難しそうですね。
「とても便利だと聞いているが、実際どのようにすれば動かせるのかな?」
「コードを書いてプログラムを動かすのは初めてで、手順がよくわからないよ」
「どうすればいいのかわからずに、戸惑ってしまうんだよね」
こんな声をよく聞くことがあります。
プログラミングは確かに敷居が高く感じるかもしれません。
しかし、手順を一つ一つ丁寧に進めば、きっと上手くいくはずです。
まずは、どのように動かすのか手順を学習してみましょう。慣れれば「意外と簡単だな」と思えるかもしれませんよ。
GoogleスプレッドシートにはGoogleAppsScriptという便利な機能があり、スプレッドシート上でプログラムを実行できます。
下記の手順に従えば、すぐに使えるようになります。
ステップ1:Googleスプレッドシートを開く
まず、下記のようにGoogleスプレッドシートを開きます。
Googleスプレッドシートを開く詳しい手順がわからない方は、下記の記事を参考にしてみてください。
ステップ2:Apps Scriptを起動する
Googleスプレッドシート上部のメニュー一覧から、拡張機能
の中からApps Script
をクリックします。
Apps Scriptが起動して、下記のような画面が表示されます。
ステップ3:コードを記述する(貼り付ける)
編集ウィンドウが開くので、そこにコードを書いていきます。
初期状態では、なにもしなくても下記のコードが書いてあります。
- 1
- 2
- 3
- 4
function myFunction() {
}
上記のコードをすべて削除して、下記のコードをコピーして貼り付けてください。
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
function helloWorld() {
var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var sheet = ss.getActiveSheet();
var range = sheet.getRange("A1");
range.setValue("Hello World");
}
コードの貼り付けが終わると、下記のようにファイルに変更が加えられたことがわかるようになります。
「変更した後は保存しなければいけない」ということは覚えておきましょう。
ステップ4:プロジェクトを保存する
初期ファイル名の「無題のプロジェクト」からファイル名を変更します。
ここでは「はじめての実行」に変更します。
ステップ3で黒くなった保存マークをクリックして保存してください。
ステップ5:実行する
実行
をクリックします。
ステップ6:承認を確認する(プロジェクト毎に1回は実施する必要がある)
実行
をクリックすると、下記のような表示になります。
ビックリしたと思いますが、大丈夫です。
ちゃんとアクセスの権限をつけてあげれば正常に動作しますので、手順を確認してみましょう。この画面はこれからたくさん見ることになるので、慣れておきましょう。
権限を確認
をクリックしてください。
下記のような表示になりますので、ご自身のアカウントで間違いないか「氏名」「メールアドレス」「アイコン」を確認してください。
メールアドレスを確認して、左下の詳細
をクリックします。
なぜか青い安全なページに戻る
のボタンを押したくなりますが、ここで押してはいけません(笑)
はじめての実行(安全ではないページ)に移動
をクリックします。
はじめての実行がGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています
と表示されますので、
下部の許可
をクリックしてください。
GoogleAppsScriptが実行されて、GoogleスプレッドシートのA1セルにHello World
と記載されます。
このように分かりやすく手順を追えば、GoogleAppsScriptを簡単に実行できます。
何度か繰り返して手順を実行してみれば、あまり難しくないことが理解できると思います。
GoogleAppsScriptを利用することが出来れば、スプレッドシートの機能を格段に広げられるでしょう。
プログラミング初心者の方、Googleスプレッドシートをこれまでデータ入力くらいにしか使ったことがない方に特におすすめです。
この手順が理解できた人は、GoogleAppsScriptで出来る事をもっと学習してみてください。
これまでの自分では出来なかった事が出来るようになって、新しい可能性が広がるはずです。
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